どこにでもいる中年男の徒然日記

50代で地方公務員を早期退職した男が思ったことを好き勝手に書いています。

長崎慰霊の日

 今日は77回目の「長崎慰霊の日」です。

 午前はNHKの中継を見ながら、原子爆弾が落とされた午前11時02分に黙祷を捧げました。

 テレビ等で毎年特集をするので、また、「平和学習」で子供のころから沢山悲劇的なことを語られ、「日本が悪かった」と刷り込まれてきた年代ですが、幸いにそういう「洗脳」にはかかっていなかったようで、現在は違った方向からあの戦争を語る人達も増え、少しづつですが、歴史の本質を現在の子供達は知る機会に多く触れれるんじゃないかと個人的には思っています。とにかく、今日は“鎮魂の日”としたいので、派手な行動等は控えました。

 さて、広島と長崎に人類初の原子爆弾を投下し、大量虐殺をしたアメリカの大統領を皆さんはご存じだと思います。そう、「第33第アメリカ合衆国大統領 ハリー・S・トルーマン」です。先任のルーズベルトの急死に伴い、副大統領から繰り上げで大統領に就任し、人類初の核兵器を広島と長崎に投下(命令)した大統領です。

 アメリカは「マンハッタン計画」と呼ばれる核兵器開発計画の当初からその威力を承知していたはずです。しかし、兵器は殺戮の効果を実証してはじめてその価値が認められるので、効果的にその脅威を知らしめるために広島と長崎の人々は「人体実験」にされました。広島は河口の扇状地に広がる都市であり、長崎は丘陵地型の都市であることを鑑みてもその地形が違う都市をわざと選んで原爆を投下している節があります。投下する場所の違いによる爆風や熱波の広がりの差、放射線被爆量の違いなどを確認することを期してのことでした。日本の敗戦後広島、長崎にはGHQの指揮下で大量の調査員が送り込まれ微細なデータ取集がなされました。そうそう、この原爆投下の計画は当初は18発だったことも後にワシントン・ポスト紙がスクープしていましたね。ホントに・・・・「非人道的」ですよね。誰がどう見ても「戦争犯罪」ですが、「勝てば官軍」です。“歴史は勝者が作る”のです。

 さて、我々日本人は私も含めて「平和ボケ」して久しいですが、もう現実に目を背けず国家の安全保障を国民一人一人が語らなければいけないと思います。だって・・・・大陸に「自由や民主主義」「法の支配」が及ばない大国・・・・そう、「シナ」と「ロシア」がいるんですから・・・・・。

 

 最後に犠牲となれれた長崎の7万4千人余りの方々に、哀悼の誠を捧げたいと思います。

月刊WiLL (ウィル) 2022年 09月号 [雑誌]