どこにでもいる中年男の徒然日記

50代で地方公務員を早期退職した男が思ったことを好き勝手に書いています。

パラダイム転換の予感・・・

 令和4年7月8日午前11時半頃、安倍元総理大臣が参議院選挙の応援演説遊説先の奈良県で、“テロリスト”の凶弾に倒れ、ご逝去されてから今日で1ヶ月となります。

 私は親の介護もあり、今年の3月に地方公務員の職を早期退職した者ですが、自宅でこの訃報に触れ、それからはずっとこの事件の推移を見守っていました。色々と専門家の方、そうでない方入り乱れ、テレビやラジオという「公共の電波」を使って言いたい放題言っておられるのを、若干引き気味に見ています・・・・。

 そんな中、安倍元総理の「国葬」問題もクローズアップされ、岸田内閣は国葬を決めたにも関わらず、左派系メディアは国民を誘導するかのように「国葬反対」のキャンペーンをどこの新聞社とは申しませんが、垂れ流し、世論誘導をしています。

 私は、個人的に安倍元総理大臣が好きでした。第一次政権時より応援していましたが、歴代総理大臣では最年少の「52歳」!現在の私が52歳なので、そう考えますと・・・・「す、凄いな・・・」の言葉しかありません。

 第一次政権は1年と短命でしたが、「教育基本法の改正」「防衛庁を“省”に昇格」させ、「憲法改正に必要な国民投票法を制定」するなどわずか1年ですが、凄い実績を残しました。私はこの頃からの「安倍ファン」だったのです・・・・・。

 第二次政権では「東京五輪の開催決定」「特定秘密保護法の成立」「内閣人事局の発足」「集団的自衛権行使限定容認の閣議決定」「戦後70年談話の閣議決定」「安全保障関連法の成立」「“共謀罪”法の成立」「新元号を“令和”に決定」など数々の実績をあげました。そしてなんといっても「アベノミクス」!この取り組みは絶対大きかったと個人的には思っています。何故か?それは・・・・

 私は公務員時代に労働行政にも少し携わっていましたが、私の自治体でも「有効求人倍率」なるものが所轄のハローワークから所長自ら持参配付されておられました。当時は旧民主党政権下であり、超絶「円高」(1ドル78円)で、株価は8,400円台となっていて、デフレも相まって日本経済は「不況」だったんです。有効求人倍率も「1」を超えていなかったんです。しかし、第二次安倍政権になると、「三本の矢」の政策の一つの「日銀の異次元の金融緩和」がこうを奏して、株価も上がり、円も「円安」に転換していき、なんといっても有効求人倍率が「1」を超えたんです!私の勤務する田舎の自治体レベルでですよ!?

 「実質賃金は上がっていない!」「アベノミクスは失敗だ!」とかよく言われますが、国民が仕事にありつけなきゃ、こういう議論も「不毛」だと思うんですよね。失業率だって、旧民主党政権のときは4%台で、第二次安倍政権時には2%台になっていました。もうこれ、ほとんど「完全雇用」の状態ですよ・・・・。

 そんなことを一人で回想しながら、現在は無職の身ではありますが、お亡くなりになられてから1ヶ月の今日、ふと思ったんです。もしかしたら彼の死は「日本のパラダイム転換」になるのかもしれないと・・・・・。

 今、大河ドラマで「鎌倉殿の13人」が流れていますが、面白いですよね「三谷演出」・・・1192年鎌倉幕府を開いた源頼朝(源氏)から執権政治を確立する北条氏のドラマですが、以前大河ドラマになった「平清盛平氏)」!彼が皇族や公家以外で初めて、「武士」として「太政大臣」という行政マンの頂点に君臨した人なのを知る人は多いでしょう。彼から「武士政治」が始まったと私は思います。ここで「日本のパラダイム転換」が起こったんですね。「Wikipedia」からの引用は以下です。

 

日本(政治)

 

 

 人(歴史学者や経済学者、哲学者など)によって、解釈の時点はさまざまなようですが、私は概ねこれでいいと思っています。歴史の転換は概ね70年から80年周期で訪れると仮定するなら・・・・

 

 

 こうして見ると日本は約500年くらいを「貴族政治」で、700年を「武士政治」、先の大戦の敗戦期まで含めると、約778年がいわゆる「軍事政権」だったことがわかりますね。「民主政治」が始まってから現在まで77年が経過しようとしています。安倍元総理大臣は「名宰相」だったと私は個人的に思っていますが、彼がいなくなって今後の日本は漂流するんじゃないかと、上記のような考えで私はとても不安で心配しています。

 明日、8月9日は「長崎慰霊の日」です。心静かに鎮魂の1日としたいですね。

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